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海炭市叙景 [cinema]

土曜日はなんとなくでかけたい気分だったので、ひさしぶりに映画を見に行くことにした。
見たのは、ユーロスペースで上映中の『海炭市叙景』。
海炭市という架空の街の叙景、つまり風景ということ。

舞台は函館。撮影も。
小説を映画化したもので、5つの短編がオムニバス形式で描かれている。
2時間30分という長編なので、いつもよりちょっと気合いを入れてみてしまった。

内容はというと、ふつうのひとの、ふつうの日常に焦点をあてて、彼らの日々の感情の機微を表現した映画だと思います。

なので、特別ドラマティックなことが起きるわけではない。悲しいことは起きるけど。
・・・・・・そんな映画の何がおもしろいの?と思うだろうけど、映画は観るひとそれぞれなので、それでいいのです。

こういう映画はなかなか商業ベースには乗らないと思うけど、でもよくできた映画だと思う。

個人的には加瀬亮の演技が小気味よかった。チンピラ風の演技は、『それでもぼくはやってない』以降のイメージをきれいに払拭していて。

ユーロスペースは昨年くらいから行き始めたけど、とても好きな映画館です。最初は、あの立地に映画館?と思って、映画の内容に??だったけど。
見に来てる人もひとりの人が多くて、ぶらっと行きやすい。

おそらくこの映画を新宿や銀座や有楽町でやっても、ひとは入らないでしょう。
でも、きのうはほぼ満席。

日々のなにもない日常に、しあわせはあるのだと感じられるような、そんな映画でした。
でも賛否両論だと思うので、とくにおすすめはしないよ。長いし。

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1/29 jog12.4km 75分
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