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ウトウノ頭へ [やま]

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ウトウノ頭に飾ってある作品です

きょうはひさしぶりに奥多摩へ。
コースは、
奥多摩駅~東日原(バス)
東日原~日原鍾乳洞付近の一石山神社(ここが登山口)
一石山神社(8時30分出発)~一石山~人形山~金袋山~すず坂ノ丸~ウトウノ頭(11時ちょうど着)
ウトウノ頭~タワ尾根の頭(11時55分着)~酉谷峠~天目山~一杯水避難小屋(14時55分着)~東日原バス停(16時5分着)

というものでした。予定ではウトウノ頭までの往復だったのだけど、行ってみたら11時に着いてしまったので、もっと先まで行けるのではないかと欲が出て、じゃあこんな感じで一周しようということになったのでした。
登山口から登り始めたのはちょうど8時半なので、ウトウノ頭までは2時間30分でした。

それで、結論から言うと今日はとても充実した1日でした。というのも、今日のコースは地形図を見てもらうとわかるようにコースの3分の1は実線ではなく破線となっています。で、そういうものだと思って用心していったわけですが、しかしこのルートの難しさは予想以上でした。

破線とはいえ、道はあるんでしょ?と思って行ったのですが、道どころか踏み跡すらないところが多数です。したがって、ここに行く場合は遭難覚悟で行ってください(←おおげさ・・・ではないんです)。

とくに、このタワ尾根は登りはなんとかなるかもしれませんが、下りはなんとかならないと思います。きょうは1日中、地図とコンパスを左手から離さずに常に地図読みしながら歩いていたくらいなのですが(こんなの何年ぶりだろう)、それでも下りの難しさは登っているときにもひしひしと感じられ、帰りの下りのために、振りかえり振りかえり歩いていたのでした(結果的には帰りはこのルートは通らなかったけど)。

とくに難しいのがウトウノ頭の前後です。ここは尾根がとても細くなり、岩場あり、エスケープルートありで、単純に尾根筋をたどっていくことができません。なので、一度尾根を外れたあとに、しばらくしてまたその尾根に復活するということを繰り返したりするのですが、その間に地図には表現できない小さな尾根・沢が現れるので、困難極まりない個所です。ここを無事に通過できるのはおそらく競技でオリエンテーリングをやっていた人と、地図読みのレベルが相当高い段階にある人に限られてくるのではないかと思いました。

一定の方向を維持・意識しつつ、小さな尾根・沢を何度も越えていくのはかなり困難なのです。

たぶん、少し間違えると元の尾根に戻るのは不可能になり、そうするともう尾根を登っていくのはあきらめて下の孫惣谷林道のほうに下っていくことを選択するしかなくなってしまうことになりそうです。そうするとこの林道の手前に崖が続いているところがあり、おそらく林道に下りられなくなってしまうのではないかと思います(地図ではそう見えます)。

さて、恐怖感をあおることばかり書きましたが、実は紅葉がすばらしいのも事実です。なのでとてもおすすめしたいコースなのですが、上に書いた理由でおすすめできません(いやはや、なんとも)。

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赤いもみじがあちこちに

もっとも楽しめるポイントは、人形山付近からすず坂ノ丸の先までです。この区間は尾根も比較的広く、のっぺりとした平らな地形で、あちこちに赤や黄色のモミジが見られます。それはそれはきれいです。人もいないし道もありませんが、だからこそすばらしい。何もいうことないって感じでした。

それから長沢背稜も静かで紅葉がきれいです。しっとりと山を楽しみたい人はこちらもどうぞ。

以下、おまけ。

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モノレールのレールです。ウトウノ頭の先にありました

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モノレールの終点。人も乗れるようです

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大栗山付近のハナド岩から。この色は写真ではうまく伝わらないのがざんねん

また奥多摩に行ってみよう!

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