『サウスバウンド』 [books]
夏っぽい装丁です
奥田英朗さんの『サウスバウンド』を読みました。この本は上下2巻です。
上巻の舞台は中野。ブロードウェイとか出てきます。そして下巻は一気に沖縄。表紙のイラストからもわかるように、沖縄の物語です。
上巻はともかくとして、下巻は今の時期にピッタリ。夏を満喫できます。そして読後感もかなりさわやかなのでおススメです。
気になった言葉をちょっと引用します。
「ううん。世間なんて小さいの。世間は歴史も作らないし、人も救わない。正義でもないし、基準でもない。世間なんて戦わない人を慰めるだけのものなのよ」
もと過激派だったという母親のことばです。ふかいなあ。
タグ:サウスバウンド
2014-08-02 16:08
nice!(0)