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三島由紀夫『反貞女大学』 [books]

この本は「反貞女大学」と、「第一の性」というふたつの作品が収録されています。前者の目次はこんな感じです。

第1講 姦通学
第2講 軽蔑学
第3講 空想学
第4講 平和学
第5講 嫉妬学
第6講 芸術学
第7講 食物学
第8講 地理学
第9講 社交学
第10講 経済学
第11講 同姓学
第12講 整形学
第13講 尊敬学
第14講 技巧学
第15講 栄養学
第16講 狂女学

どうです。読みたくなってきたでしょう? 差別用語のオンパレードと言ってもよい本ですが、それはいちおうおいておいて、書いてあることは大変おもしろく、読み始めると笑いが止まりません。

ただし、けっして女性は読んではなりません。このブログに女性の読者がどれだけいるかはさっぱりわかりませんが(いちおう、あまり性別を意識せずに書いているつもりなので)、気をわるくされることうけあいですから。

ですから男性諸君。ぜひこの本を手にとって、おおいに三島氏のいうことに共感しましょう。日ごろの女性に対するうらみつらみを(いや別に私はないけど)この本を読んで発散してください。

・・・こんなことを書いていると、ほんとうにこのブログから女性の読者がいなくなるような気が・・・

という感じで、ここまですっかり三島氏の文体に影響されてしまっているこの記事であります。

この本は、ちくま文庫です。ちくま文庫からは、『三島由紀夫レター教室』という本も出ています。前にブログでも書いたかな、と思ったら書いていなかった。こちらもとてもおもしろい本ですよ。おススメ。

タグ:反貞女大学
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