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川苔山 [やま]

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ほんとにおつかれさまでした

軽い気持ちで川苔山に行ったのが間違いでした。とてもとても怖い巻き道を通るはめになり、大変な恐怖感を味わって帰ってきました。無事でよかったです。

スタートは鳩の巣駅。9時ごろスタートです。山に行く人は5、6人でしょうか。思ったより少ない感じ。

少し登ると、大根ノ山ノ神に着きます。手をあわせて、「無事で帰ってこられますように」とお祈り。

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ここからは舟井戸をダイレクトに目指すルートを行く予定でしたが、入口がよくわかりません。

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この階段を登ると舟井戸へ続く道なのですが、手前の標識の向きがこの林道自身を指しているのか、それとも階段を指しているのかよくわからなかったため、結局安全策としてどちらもやめて、先ほどの大根ノ山ノ神のところから大ダワにつづくルートをとることにしました。

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気持ちのいい林です

しかしこれが間違いの始まり。大ダワまではとくに問題なく行けましたが、そこからが大問題です。

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ここが大ダワ。ここからは、どちらに行っても困難な道のりです

大ダワの道しるべには、尾根道は「悪路」と書かれているので、じゃあ巻き道をいくかと思って巻き道を選択。しかし、この巻き道が恐怖の始まりでした。

そもそもこの巻き道にはほとんど人が通った形跡がありません。そして進むにつれて道が細くなり、右側の斜面は急になり、というか、いつのまにかスパッと右側が切れ落ちているのでした。

これは滑ったら数十メートルいくぞ、いやそれで済むのか・・・などと考えながら進んでいくと、そういうところに容赦なく木の橋が何本もかかっている。新しくてしっかりしているものもあるけど、古そうなものもある。

歩けるのか・・・揺れたらどうしよう・・・などと考えながら進むのでした。マジで怖いです。

その木の橋のひとつに、大きな木の枝が倒れ掛かっている個所もありました。こんなの無理だよ~。あまりにもこわいので、橋の上を通るのはやめて、橋の下をくぐって通過することにしました。ここだけは橋の下の斜面がそれほど急ではなかったので何とかなりました。

そんなこんなで、ここを通過できたらあとはカンタン。一気に山頂を目指します。

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山頂からの展望は最高でした。雪化粧をした富士山も見えたし、雲取方面もばっちり。
山頂には10人ほどがいました。思ったより少ないかな。

とりあえずお昼にして、パンをほおばります。なぜかアタマに浮かんだ言葉が、「最後の晩餐」(笑)。
今日は無事に帰れるのかな、とふと思いました。

途中で一緒になったベテランの方に、途中の恐怖のルートのことを話すと、そこはほとんど人が通らないとのこと。帰りはどうしたらよいか尋ねると、舟井戸からは尾根を行くのではなくて、大根ノ山ノ神方面に下ればいいこと、そちらは「恐怖のルート」よりずっと楽で、安全なこと、などなどを教えていただきました。

舟井戸からの尾根道(本仁田山方面)は、この時期はセッピなどがあって危険で、こちらもほとんど人が通らないということでした。

雪山に来たつもりではないのにセッピなどという言葉を聞き、即決でそのルートをとるのはやめたのでした。

帰りはそのおススメ通りのルートを通ると、大変快適な帰路となりました。あまりに快適で、最後は軽く走ってしまったほど(笑)。

まあ無事でよかった。再び大根ノ山ノ神のところにたどりつき、「無事で帰ってこられました。ありがとうございました」と報告。無事だったのは本当にこの神様のおかげだったかも、と思うのでした。

奥多摩って、人間を簡単には寄せ付けない、受け入れない雰囲気を感じます。よく考えると、今までにも何度も感じていたのかもしれない。高尾山とか本当に気楽に行ける山とは全然違う。

川苔山でもそうですが、奥多摩ではほんとうに遭難が多発しているようですし、上記のことが証明されているような気もします。

奥多摩はあまり単独では行かない方がよさそうですね。御岳山くらいなら大丈夫だと思いますけどね。

p.s 記録(山頂以外は休憩込みです) 途中、雪がたくさんあり。

鳩の巣駅 9時過ぎに出発
大根ノ山ノ神 9:19
大ダワ 10:14
分岐 10:41
舟井戸 11:06
曲ヶ谷北峰 11:24
川苔山 11:31
山頂出発 12:02
舟井戸 12:39
大根ノ山ノ神近くの分岐 13:23
鳩の巣駅 13:51

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